「公務員を退職するといくらの退職員になるの?」
退職を考えているかたは気になりますのね。
10年勤めた政令市からもらった退職金はいくらになったのでしょうか。
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退職金は130万
130万。
多いか少ないかと言われれば、少ない!
10年勤めてこんなものかと正直少しさびしくなりました。
けれど自分で決めたこのなので仕方ありません。
調べてみると、地方公務員の退職金の計算は以下のようになっているようです。
退職手当=基本額(退職日の俸給月額×退職理由別・勤続期間別支給率×調整率)+調整額
私の場合、以下のとおりでした。
1,301,702円=基本額(退職日の俸給月額(259,200円)×支給率(5.022))+調整額0円
支給率というのは、勤続年数が長いほど多くなります。
自己都合の場合はの支給率の例が以下の表です。
勤続年数 | 自己都合の支給率 |
---|---|
1 | 0.5022 |
2 | 1.0044 |
3 | 1.5066 |
4 | 2.0088 |
5 | 2.511 |
6 | 3.0132 |
7 | 3.5154 |
8 | 4.0176 |
9 | 4.5198 |
10 | 5.022 |
11 | 7.43256 |
因みに、妻が前職を5年で辞めたときの退職金は約100万円でした。
妻の前職は資格職でそこそこ有名な職場でした。
一般の公務員との差を感じました。
退職金の税金は0
退職金の税金は金額と勤続年数から計算されます。
退職金にかかる税金は所得税と住民税があります。
計算は以下のとおり。
退職金の額から退職所得控除額を差し引いた額に1/2を掛けて課税退職所得金額を算出し、これに所得税の税率を掛けて、控除額を差し引いた残りの金額が所得税額(基準所得税額)となります。
この金額と、基準所得税額に2.1%を掛けて計算した復興特別所得税額を合計した金額が所得税及び復興特別所得税の源泉徴収税額となります。引用:国税庁
退職所得控除額は以下のとおりです。
勤続年数 | 退職所得控除額 |
---|---|
20年以下 | 40万円×勤続年数 |
20年超 | 800万円×70万円×(勤続年数-20年) |
今回の私の場合を計算すると、以下のとおり。
退職所得=(退職金の額(130万円)-退職所得控除額(40万円×10年))×1/2
退職金の額よりも退職所得控除額が多くなるため、退職所得が発生せず、税額が0となります。
今回私には税金がかかりませんでしたが、もし税額が発生するとなると、職場が退職金から天引きしてくれます。
退職金の案内は職場でなく自宅に郵送
退職関係の書類はすべて自宅に郵送されました。
通常、人事・労務関係の手続きは職場の課の庶務担当を通じて人事部門とやりとりするところです。
しかし、気を遣ってか、職場に来ていない可能性もあるからか、退職関係の書類が届くのは自宅宛となり、丁寧に親展のスタンプが押されていました。
振り込みは1ヶ月後に
10月半ばに退職前にもらった内容と同様の通知が届きました。
よく見ると振り込み日の記載が。
10月25日に振り込まれるとのこと。
およそ退職してから1ヶ月後の振り込みとなります。
最後の給料は?
退職月の給料は例月の10月21日に振り込まれると思っていましたが、振り込まれていませんでした。
退職者の処理は通常と異なるのでしょうか。
それとも、わたしの勘違いで9月にあった給与が最後だったのでしょうか。
まとめ
地方公務員の10年での退職金は130万。
金額の多寡ではありませんが、職場での頑張りを表す指標の一つだと思います。
10年の歳月を思い返すといろいろありましたが、130万円の金額は少しさびしいものがあります。
この130万円は大事にしたいと思います。